Japan

オウム・横山真人の家族と生い立ち・入信のきっかけや逮捕までの経緯を解説

オウム真理教の幹部の一人として死刑判決を受けていた幹部全員の死刑が本日執行されました。

新興宗教の恐ろしさを世に知らしめた恐ろしい事件にようやく最後の一区切りがついたわけですが、なぜあれだけ多くの人々が麻原彰晃に惹かれ、あのような恐ろしい団体へ入ってしまったのか、その謎はまだまだ残っている気がします。

本日は今回執行されたうちの一人、横山真人の家族や生い立ち、なぜオウムへ入信してしまい、一体どのような思いを抱えて死んでいったのか、それについて調べてみました。

出典:The mystery

横山真人の生い立ちと家族

横山真人に関してはほとんど写真も出回っていません。オウム時代であろう、若い頃のこの写真、ほぼこれと同じような写真が数枚出回っているだけです。

白黒で、その人柄などはほとんど読み取れない写真ですね。穏やかな雰囲気にも見えます。

そんな横山真人は、神奈川県伊勢原市で市役所勤務の公務員の次男として生まれました。兄が一人いる無口でおとなしい子供だったようです。

ようですが、それ以外はわかっていません。

オウム真理教の幹部は優秀な若者が多かったことでもよく知られています。横山真人のそんなうちの一人で、1986年東海大学工学部応用物理学科卒業。在学中は太陽電池などのクリーンエネルギー開発を専攻しています。

今回この日に死刑が執行された広瀬健一や先日執行された中川智正、土谷正実も、オウムに出会わなければ医師や研究者として活躍したかもしれない若者でした。

卒業後は沖電線へ就職したものの、「自分の製作した機械が導入されることによって合理化で人々のリストラが行われ、職を奪ってしまうのでは」などと考え、生きることに対して大きな虚しさを感じていたようです。

そんな頃1988年2月、書店で手に取った麻原彰晃の著書『マハーヤーナ・スートラ』を1日で完読し感銘を受け、翌日にはなんとオウム本を大量に購入。この頃の彼の心理にうまくハマるものがあったのでしょうか。

「真理を追究することに生きがいを感じた」と、『マハーヤーナ・スートラ』を読んでから僅か10日後に入信しています。そして5月15日には出家。ご家族には詳しいことは言わず、半ば縁を切るような形での出家でした。

 

逮捕されてからの横山真人

教団内での横山は、信頼される存在だったようです。元信者の話によると、

  • 「自分に与えられた作業を黙々とやる、非常に誠実で実直」
  • 「明るくて話しやすい、紳士的な穏やかな感じの人、ワークには黙々と努力するタイプ」
  • 「真面目で責任感が強く、不平不満を言わない、頼れる存在」

地下鉄サリン事件の実行犯として、32歳の誕生日に逮捕された横山真人。

何人かの幹部がこの逮捕時点で教団の脱退を表明していますが、彼の場合は死刑判決を受けるその日まで、麻原を『尊師』と呼び、なかなか洗脳が解けませんでした。

後からわかったことでは、取り調べ中に麻原の写真を踏まさせられたこと、取調官に暴行され歯が折れたこともわかっており、「このような暴力に屈して話をするような私ではありません、ここにはだれも信用できる人はいません、もう今後は一切しゃべりたくありません。」といって心を閉ざしてしまっていました。

彼がサリンを撒いたその車両では亡くなった人は出ませんでしたが、彼のこのような態度もあって死刑判決が出されたと思われています。実行役としての死刑判決確定は、彼が初めてでした。

 

まとめ

そのおとなしい性格もあって、オウム入信以前の様子はほとんどわかっていない横山真人ですが、地下鉄にサリンを撒くよう村井(当時の化学省トップ、のちに刺殺された)に言い渡された際

国のトップを狙う犯行が目的だったにも関わらず、なぜ多くの罪もない一般人を狙うのかと恐怖を感じたとも話していた横山真人。

元々は特に異常性があった人物というわけではなく、ごく普通のおとなしい青年がこのような悲惨な事件を起こしたというのは洗脳の恐ろしさを表しています。

今回の死刑執行で個人的に残念だったことは、教祖であった麻原彰晃と、彼に巻き込まれて事件を起こしてしまった若者たちがほぼ同時期に執行されたことです。

弱みに付け込まれた結果とはいえもちろん彼らのやったことは許されることではありませんし、

死刑は至極当然です。

しかし麻原は多くの人の命を奪っただけではなく、日本の研究の最先端を行ったかもしれない優秀な研究者や医師までもを洗脳し、地下鉄サリン事件をはじめとする数々の事件を引き起こし、多くの人、日本社会に被害を与えました。

麻原さえいなければ、別の道を生きる事ができた人々が大勢いたことを思うとなんともやりきれない気持ちになると同時に、今後2度と同じような悲劇が起きることのないよう事件を風化させないようにすることが大切だと感じます。

私を含む若者がこれからも人生のあちこちの時点に置いて、生きることの意味を考えたり、生き方について迷ったりすることがあるでしょう。そのような時、私たちが頼るべきものがカルトであってはいけない、25年前同じような若者たちに何が起こったのかを、忘れてはいけないと思います。

関連記事

[オウム]林郁夫の家族と実家・生い立ちや無期懲役の理由を解説

上祐史浩はなぜ逮捕されない?オウムでの役割や死刑回避の理由・生い立ちを解説

[オウム]遠藤誠一の家族や実家・両親や兄弟と生い立ちについても解説

土屋正実の家族や実家・両親と教団の攻防や生い立ちも紹介

[オウム]新実智光の家族と実家や生い立ち・妻の不貞で訴訟を起こす

中川智光の両親と家族!父や母と兄弟は?生い立ちも紹介

[オウム]村井秀夫の死因と事件の概要・生い立ちや人物像は?

[オウム]林康男の家族と実家・両親や生い立ちとオウム入信のきっかけを解説

[オウム]豊田亨の家族や両親・生い立ちやオウム入信前の人格は?

早川紀代秀の生い立ちと入信・洗脳が解けるまでの経緯とは?

 

 

RELATED POST