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[オウム]新実智光の家族と実家や生い立ち・妻の不貞で訴訟を起こす

オウム真理教一連の事件で多くの人の命を奪い、日本中を震撼させた麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚。麻原とともに六人の元教団幹部も死刑が執行されました。

教団が政党を作り、幹部とともに政界進出を企んだり、信者を出家させ集団生活をさせたりと不可解なことが多かったにも関わらず、元科学者や医師など優秀な若者を次々と取り込み、自らサリンを精製。一体なぜそんなことができたのでしょうか。

今回刑が執行された元幹部はなぜ死刑囚への道を歩んでしまったのか。今回はオウム最も血なまぐさい男と呼ばれた新実智光の生い立ちや家族との関係についてまとめました。

地下鉄サリン事件から23年がたち、私も含む25才以下の方は事件についてほとんど記憶がない方も多いと思いますが、事件を風化させずになぜあのような悲劇が起きたのか、なぜ死刑囚となった彼らはオウム入信への道を辿ってしまったのかを知る事が同じような事件を繰り返すことを防ぐことと思いますのでこのような記事を書きました。

被害者を含む読者の方に不快感を与えるような表現は避けて書いていますが、何かご意見などありましたらコメント欄からお伝えいただけますと幸いです。

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新実智光とは

出典:時事ドットコム

 

誕生: 1964年3月9日 愛知県岡崎市
死没: 2018年7月6日(54歳没) 大阪府大阪市都島区(大阪拘置所)
ホーリーネーム: ミラレパ
ステージ: 正大師
教団での役職: 自治省大臣
入信: 1986年
関係した事件: 坂本堤弁護士一家殺害事件/松本サリン事件/地下鉄サリン事件

オウム真理教の管理職についた若者の多くはごく普通、むしろ明朗快活、そして優秀な子供時代を過ごしたのに対し、新実は少々変わっていました。

岡崎市内の小学校、中学校、愛知県立の高校を卒業。高校時代よりオカルト雑誌を愛読していました。学生時代のあだ名は、その風貌から「空海」。

幸いにも友人に恵まれ普通に学生生活を楽しんだようですが、生まれつきあった口唇の傷のせいでいじめに遭ったこともあったようです。

さらに高校生時代に地元の東岡崎駅で目撃した2度の自殺事故に衝撃を受け「死とは何か」を考え精神世界に興味をもつようになり、そこから様々な宗教団体に入信していきます。

宗教に期待して入信し他にも関わらず教えを信じきることができず何度かの挫折を経験します。

読書に打ち込んだり、仙道的なことや瞑想を行うが次第に宗教から遠ざかり、だんだん空手など肉体的に自信を鍛えることに傾倒してきました。

その後愛知学院大学へ進学。たまたま雑誌で見かけた麻原に興味をもち、セミナーに参加してそのまま入信。他の宗教が『神の掲示』を掲げているのに対し、麻原は自分自身で修行をし苦難を乗り越えた「どこにでもいるような人」であったから引かれた、とのちに彼は語っています。セミナーを受けた後、宿便が出たり、体調の回復を実感。この体験によって、深く麻原に帰依するになり、そのまま幹部への道を突き進みました。

意外なことに大学卒業後に一度就職していて、味噌などを作る食品会社の営業となり、非常に優秀な新人だったそうですが麻原に傾倒し半年で退職。

オウム真理教というと、空中浮遊や飛び跳ねる様子などが有名ですが、彼はそのような不思議な体験を多くしていたため大変深くオウムを信じ込んでいたようです。

その後はオウムの起こしたほとんどの凶悪事件に関与。非常に残忍な男として知られましたが、もともと簡単に人を殺せるような人物だった訳ではなく、オウムに深く傾倒し人が亡くなっても魂が浄化されてまた戻ってくる、というような思想に取り憑かれていたため、全く悪意はなかったと思われます。最後まで被害者への反省の言葉も残さず、逝ってしまいました。

 

新実智光の家族

 

オウムの信者となった多くの若者の親は我が子を教団から取り戻そうと教団と壮絶な攻防を繰り広げたこともありました。

土谷正実などはその典型で、両親は更生施設に隔離してまで息子を取り戻そうと奮闘しました。(結果はご覧の通りうまくいきませんでしたが。)

ところがこの新実智光については、出家したのがまだ初期の頃だったためかほとんど親の情報が出てきていません。

出典:youtube

新実が逮捕された直後、母親がインタビューに答えていました。

新実は会社を辞めた後、『2、3年ヨガの修行をしてくるから。』といって出家していったそうです。当時体が悪い人のためにヨガを学んでいずれは先生にでもなりたいのだろう、と考えていた両親は、まさか息子が新興宗教に出家して人の命を平気で奪っているなどとは夢にも思わなかったでしょう。

死刑執行のニュース受けて、実家を報道陣が訪ねたようですが、取り合ってはくれなかったようです。同じく刑が執行された中川智正は両親とも交流があり、最後まで家族を心配していたようですがそのようなこともなかったようですね。

唯一分かっているのが獄内結婚した妻の新実由紀さん。現在アレフ(オウムの後続組織)に所属している信者です。

彼女のことは妻だと思っていたようで、なんと獄中から妻の不倫相手とされる男性二人に対し、精神的苦痛を訴えて損害賠償請求を起こしていたことも分かっています。

妻を信じていただけに、裏切りにあった時の苦痛は、普通の環境にある者には到底わかるまい。妻もまた孤独を感じていたのは私の責任でもあるが、それにつけいり、妻を悪用された私の身にもなってほしい。

出典:https://www.dailyshincho.jp/article/2017/05220558/?all=1

と訴えており、彼女にはかなり固執していたようです。実家の家族にも見捨てられ、オウムと関係のある彼女しか、頼れる存在がいなかったのでしょうか。

彼もまた、麻原彰晃という人物に会う事がなければ、今でも会社に勤め、誰かの父親として普通に生きていたかもしれません。生きる事、死ぬことについては誰でも自然に興味を抱くものですが、将来に対する不安の解決をオウムというカルト集団に委ねてしまったことはとても残念です。

最後の最後まで麻原への帰依を捨てなかった新実智光。せめて被害者に対する謝罪の気持ちを持って旅立って欲しかったです。

麻原さえいなければ、別の道を生きる事ができた人々が大勢いたことを思うとなんともやりきれない気持ちになると同時に、今後2度と同じような悲劇が起きることのないよう事件を風化させないようにすることが大切だと感じます。

私を含む若者がこれからも人生のあちこちの時点に置いて、生きることの意味を考えたり、生き方について迷ったりすることがあるでしょう。そのような時、私たちが頼るべきものがカルトであってはいけない、25年前同じような若者たちに何が起こったのかを、忘れてはいけないと思います。

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